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「まほろば」感想・報告

  • 執筆者の写真: チューリップ親の会
    チューリップ親の会
  • 11月25日
  • 読了時間: 3分

11/21(金)埼玉県発達障害者支援センター「まほろば」の説明会に参加いたしました。


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センター長の野崎様より、概要、県の相談支援体制、主たる役割について貴重なお話を伺うことができました。


以下に参加者の感想をまとめてみました。



・まほろばの主な役割は、地域や専門機関の「支援者への後方支援」に重きを置いた二次・三次支援が中心であることを理解しました。

当事者やご家族への継続的な相談は、地域の一次支援機関が主に担いますが、まほろばでは自立支援など一部の一次支援的な役割も担っていることが確認できました。

「19歳になったらまほろばに相談すればいい」と漠然と考えていましたが、そうではなく、地域や専門機関へ支援をつなぐ役割が中心であると明確に把握できたことは、高校生の子を持つ親として大変意義深い気づきとなりました。


まほろばの利用者は概ね19歳以上であり(状況に応じて17歳、18歳からも可能)、18歳以下の発達障害に関する相談支援は、「埼玉県発達障害総合支援センター」が主たる窓口であることを改めて確認できました。


・まほろばは、県からの委託を受け県全域を対象に、支援者への研修やサポート(普及啓発・研修)に力を入れている意図が理解できました。これは、専門的な支援者を増やしていくという重要な社会的役割だと感じました。

就労事業所など、業務で時間を確保しにくい支援者に対し、埼玉県広域で出張支援を行っていただける機関サポーティング事業は、支援者にとって大変ありがたい仕組みであると感じました。


・埼玉県全体の相談支援体制を図で分かりやすく説明していただきましたが、一般の方が「最初にどこに相談すべきか分かりにくい」という課題があることを再認識いたしました。

市役所などの窓口が、適切な機関へスムーズにマッチングされることが、「たらい回し」を防ぎ、必要な支援につながるための重要な鍵となると強く感じています。

この課題から、子ども自身に困ったときの相談先を改めて具体的に伝えておく必要性を痛感しました。


・相談者の年齢が近年上がってきており、特に40歳以上の方の相談が増えているという事実に大変驚きました。


・私立・国公立を問わず、大学生の中にも境界域やサポートが必要な学生が想定以上に多いという実情に驚きました。また、大学のサポート体制が整いつつあるという情報も大変参考になりました。



この度は、お忙しい中、私たちの質問にも丁寧にお答えいただき、貴重な知見を分けてくださったまほろばの職員の皆様に心より感謝申し上げます。



チューリップ親の会では、月に一度の親の会だけではなく、このような勉強会や施設の見学会も行っています。

「こんな企画をやって欲しい!」など皆さまのご意見お待ちしております (^^


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